感染防止のたとえ話
ラーメンを食べに行った時に、テーブルに前のお客さんの食べたドンブリがまだ置いてあり、おつゆや麺がまわりに落ちている。そのような状態では食べたくないから、テーブルを綺麗に拭いてもらってから、椅子に座りたい。そして箸は、割り箸ではなく、前のお客さんが食べた箸がティッシュで拭いて立ててある。爪楊枝は明らかにお客が使って、先が潰れたものが平気でさしてある。ラーメンを作るのを見ていると、下げて行ったどんぶりを水道にくぐらせるだけで、すぐにラーメンを作り始めた。
果たして皆さんは、そのようなラーメン屋でラーメンを食べたいと思うだろうか?
では、歯科医院ではどうだろうか?
患者さんの治療がすんだら、毎回ユニット周りを綺麗に拭きあげているだろうか?
そのまま次の患者さんを座らせているとすれば、とても不潔ではないだろうか。タービンの削片が飛び散っているから、ユニット周りはとても不潔なはずである。
タービンやエンジンをそのまま滅菌しないで使用する事は、箸の使いまわしよりもはるかに不潔で危険な好意である。明らかにタービンやエンジンには、患者さんの血液や唾液が付着し感染しやすい状態になっている。
バーやファイルを滅菌しないで使用する事は、使った後の爪楊枝を、そのまま使わせる行為に等しい。血液や唾液の付着があるからもっともっと危険な行為ではないだろうか?
歯科医院に行ったら、病気になった!
だから、当医院では治療水にエピオスを使用していますし、患者さん毎に使用したタービンやバー類は滅菌しています。
これは治療技術云々の前に、ゆずれない当医院の姿勢です。
2009.01.26
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